約1ヶ月ぶりのブログ更新です。
教育実習で朝から晩まで忙しく1ヶ月間という長い期間でしたが、その実習も今週金曜日が最終日です。
1ヶ月の間、実習先の高校生にバスケットボールの指導を行ってきました。
自分の高校時代の思い出と被らせて指導をしていたので、始めはどんなチームなのかなという期待感を抱いて練習を見ていました。
ぶっちゃけ僕が今教えている高校は選手の能力が低く、素人入部も受け付けているので高校から初めてバスケットボールをするといった生徒が多いです。
アウトサイドからのシュートも入らないし、下手したらノーマークのレイアップも落とすようなチームです。
ですが、この3週間で彼等は劇的に変わりました。
そんなお話を今宵は一つでもしようかなと思います。
前述に述べた通り、外から見るとバスケットボールのレベルが低いチームなのかもしれません。
ですが、毎日少ない時間で決められたバスケットボールの練習に対する熱い思いは他の高校とは一際違うかもしれません。
決して能力が高い選手がいるわけでもないし、プレイでチームを引っ張る子もいません。
だから全員で一つ一つの練習を良い物にしようとする考えはチーム一丸となっている気がします。
毎日の練習後彼等はヘッドコーチの元へ集合する前に必ず僕の元に集合します。
1m程度離れて集合するのですが、部員全員が目を少しもずらさずに僕の話を聞いてくれます。
とても真剣な眼差しで少しでもバスケットボールが上手くなりたいという気持ちが入った瞳をしながら話を聞きます。
毎回関心するのですが、生徒は皆素直で熱いハードを持って毎日ハードに練習を行います。
そんな彼等に勝ってほしいために、僕自身もヘッドコーチと色々な事を話し、選手達にポイント等を伝えた3週間でした。
先週の土曜日に県の夏の総体予選がありました。
前日の最後の練習では最後に部員一人一人がマネージャーの笛に合わせてディフェンスの練習を行ったのですが、その一人一人の声は未だに脳裏に焼き付いています。
その時の一人一人の顔つき・姿勢・そして笑顔。
ほんの30秒間程の練習メニューでしたが、誰もが試合に向けて勝ちたいという気持ちを表現していたような瞬間だと僕は感じました。
試合当日。
1回戦は大量リードで全員が試合に出場しました。
そして注目の2回戦。
かれこれ連取試合で何度も対戦しているチームでまだ今シーズンは一度も勝った事がない、言わばライバルのような存在のチームです。
立ち上がりから自分たちが練習してきた事をコート上で出来なくて、オフェンスでもリズムが良くなくとても硬い雰囲気が流れていました。
1Qを終えて10点差ビハインド。
2Qは練習してきたディフェンスが効率良く機能し始め逆に相手を手玉にとり、そこからオフェンスのリズムも劇的に良くなり42-42の同点で終えました。
3Q
2Qのリズムのまま開始からナイスディフェンスから流れの良いオフェンスリズムで両者譲らず均衡した状態が続きました。その中で終盤相手の脚が止まった時にこちらがQ間の最後に猛攻をしかけ5点リードで最終Qへ。
4Q
相手にもエンジンが掛かり、逆に相手のリズムにやられ中盤の4分間はノーゴール。その隙に相手はじんわりと点差を広げ始め、試合時間も残り3分。ここで良いボールの展開から3ポイントが決まりたまらず相手はタイムアウト。その時に盛り上がりは素晴らしくここからやってやるぞという気持ちが高まった瞬間でもありました。
差は2点差。観客席から試合を見ていて、これは延長いきそうだなと思ってました。
タイムアウト後にすかさず相手にやられそこで万事休すだったかな。
リード出来た時に差を広げる事が出来ず、逆に相手にやられてしまったのがバスケットボールの面白さの一つでもあると感じました。
当然試合後には選手全員涙。
そして3年生は引退するので、一生に一度のチームでバスケットボールが出来る瞬間も幕を閉じました。
3年生が流した涙、それを後輩は引き継いでこの冬に活かしてほしいです。
Unity=結束
という言葉ですが、今までの練習を見ていて本当にここの生徒達は文武両道で頑張ると強く感じました。
何一つに対しても妥協しないという信念こそ彼等がここまで自分たちで這い上がった結果でもあります。
"More Than A Game"の映画の1シーンでCoach Druが試合前のミーティングで言った言葉があります。
"It's been a great journey. We are ever unified. We need to be more unified today.
This is the biggest game of the season, because tomorrow is not promised and the past is over. This is all we got is right now."この会話はもう少し続きますが、この言葉を試合が終わった瞬間にふと思い出してしまったので、綴っておきます。
彼等が流した涙の量だけ、バスケットボールが好きになりますように。
One for all. All for one.とてもシンプルな言葉だけど、出会った仲間に感謝してこれから卒業するまでの間色々な事にチャレンジしてもらいたいです。
さて実習も残り1週間。
気合い入れていくか!!